紙製容器包装は、2つのリサイクルルートで資源化されています。
1 「紙製容器包装」として分別収集するルート(容リルート)
市町村で紙製容器包装識別マークのついたものを対象に集めます。
収集されたものの再商品化(リサイクル)は特定事業者(容器包装の製造利用事業者)が、指定法人(日本容器包装リサイクル協会)に委託して行われます。主に製紙原料に利用され、製紙原料に向かないものは固形燃料等として利用されます。
紙識別マーク
2 「古紙」として分別収集するルート(古紙ルート)
市町村で従来からの古紙(新聞・雑誌・段ボール等)の回収ルートを利用して主に製紙原料に向く紙製容器包装を集め、製紙原料に向かないプラスチックとの複合品や、匂いのついた箱等が回収対象から除かれます。
紙製容器包装は、「雑がみ」「その他の紙」などの分類で、紙小物類との混合で回収されます。
2 固形燃料へのリサイクル
紙製容器包装は製紙原料以外では、固形燃料にリサイクルされています。容リ法では、プラスチック容器包装の固形燃料へのリサイクルは緊急避難的で基本的に認められていませんが、紙製容器包装は固形燃料へのリサイクルは認められています。
主に、紙とプラスチックからなる複合紙製容器包装が、固形燃料に用いられています。